「ここ、無限城みたい!」
お子さんの目がキラキラ輝く、そんな旅先があったら素敵だと思いませんか?
今や国民的アニメとなった『鬼滅の刃』。
その世界観に浸れる“聖地”として話題の旅館が、実は日本各地に点在しています。
今回は、小学生〜中学生のお子さんを持つファミリーに向けて、「鬼滅っぽさ」と「家族でのんびりできる快適さ」を兼ね備えた旅館を5軒、厳選してご紹介します。
鬼滅の物語を思わせる建築や風景、子どもがワクワクする演出、そして親御さんがほっと癒される温泉やお食事…。
家族みんなが「また来たいね」と口をそろえるような、特別な時間がきっと待っています。
週末旅行や長期休みに、鬼滅ファンのご家族でぜひ訪れてみてください!
子どもと楽しむ“無限城”風旅館
鬼滅の世界観を家族で満喫!“聖地”旅館とは?
なぜ旅館が“鬼滅の聖地”と呼ばれるのか
『鬼滅の刃』には、印象的な建築や風景、和の文化が多く登場します。
ファンの間では、それに似た空間や景色を持つ旅館が“聖地”と呼ばれるようになっています。
たとえば、福島・芦ノ牧温泉の「大川荘」では、吹き抜けのロビーに浮かぶ舞台が、作中の「無限城」にそっくりだと話題に。
また、山形・銀山温泉は「刀鍛冶の里」に似ているとされ、街全体が鬼滅ファンの聖地と化しています。
そうした場所を訪れることで、物語の一員になったような気持ちになれるのが“聖地巡礼”の醍醐味。
旅館という“泊まる体験”の中に、その世界観を持ち込めるのは、家族での旅行だからこそ味わえる贅沢なのです。
子連れで楽しめる理由とは?
鬼滅の聖地巡礼は、大人だけでなく子どもにとっても夢のような体験です。
お気に入りのキャラクターの世界に似た場所を実際に歩くことで、アニメがより身近に感じられます。
聖地に選ばれる旅館は、雰囲気が似ているだけでなく、家族向けのサービスや設備が整っている点も魅力。
和室や貸切風呂、キッズ対応の食事など、小さなお子さまがいても安心して滞在できます。
また、旅行の途中で「鬼滅の岩がある神社に行こう」「この猫、茶々丸みたいだね」といった会話が自然に生まれ、親子の絆も深まります。
“好き”を共有できる旅こそ、家族の思い出に残る大切な時間となるのです。
鬼滅の聖地を感じる!家族向け旅館5選
『鬼滅の刃』の世界に入り込んだような体験ができる、全国の旅館を厳選してご紹介します。
「聖地」と呼ばれるこれらの宿には、鬼滅のファンならではのこだわりと、家族で過ごす旅の楽しさが詰まっています。
まずは、無限城を思わせる空間演出が人気の福島・芦ノ牧温泉「大川荘」。
吹き抜けのロビーと浮き舞台、三味線の音色が幻想的な体験を演出してくれます。
次に、刀鍛冶の里のような大正ロマンの街並みが魅力の「銀山温泉」。
中でも「能登屋旅館」は、木造建築と温泉街の雰囲気が“鬼滅感”たっぷりで、街歩きも楽しめます。
自然と猫との癒しのひとときを提供する「みなみ家」では、看板猫“きぃ”が茶々丸のようだとSNSでも話題。
子どもたちにとっても、忘れられない体験になるはずです。
さらに、「八幡屋」では、お琴の音色と伝統的な和の空間が、作中の美学に通じる演出をしてくれます。
そして栃木の「東葉館」では、“炭治郎の修行”を想起させる巨石巡りと、素朴で温かいおもてなしが旅の疲れを癒してくれるでしょう。
どの宿も、それぞれの角度から“鬼滅の世界”に触れられる要素があり、家族の心に残る旅を彩ってくれるはずです。
【福島・会津】大川荘(芦ノ牧温泉)
「ここって無限城そのものじゃない?」
そんな声が聞こえてきそうな、吹き抜けのロビーに浮かぶ舞台。
『鬼滅の刃』ファンの間で聖地として人気急上昇中の老舗旅館「大川荘」は、芦ノ牧温泉の渓谷に佇む非日常空間です。
三味線の生演奏が響く幻想的な空間に、思わず子どもも大人も見入ってしまうことでしょう。
温泉、食事、景観、すべてにおいて「また来たい」と感じさせてくれる、家族旅にぴったりの一軒です。
◆ 重視ポイント
- 無限城を思わせる浮き舞台付きロビー
- 三味線の生演奏が毎晩開催
- 会津郷土料理を味わえる部屋食プラン
- 絶景露天風呂+貸切風呂あり
- 送迎バスあり&駐車場完備でアクセス安心
実際の様子は「お客様の声(口コミ)」を見るのが一番よくわかります。
大川荘は、その建築と演出のすべてが、まるで“無限城”のような非日常体験を家族に提供してくれる温泉旅館です。
特に印象的なのは、ロビー中央に設けられた「浮き舞台」。
ここで毎晩演奏される三味線の音色は、旅の疲れを癒し、まるで物語の世界に入り込んだかのような気持ちにさせてくれます。
お部屋では、会津の伝統料理が並ぶ夕食を家族でゆったり楽しめ、貸切風呂や露天風呂では、お子さんと一緒にプライベートな温泉タイムを満喫できます。
渓谷沿いに立つ建物からは、四季折々の景色が楽しめ、冬には雪景色が旅情を一層引き立ててくれます。
アクセス面でも送迎バスがあるため、公共交通機関でも安心。
車利用の場合も無料駐車場が完備されており、ファミリー旅行にぴったりの利便性です。
「鬼滅が好き」という気持ちをきっかけに、家族で共有できる忘れられない体験が、ここにはあります。
【山形・銀山温泉】能登屋旅館
雪景色の中に浮かぶ木造3階建ての建物、灯籠が並ぶ温泉街…。
その風景はまるで『鬼滅の刃』に登場する「刀鍛冶の里」のよう。
山形県・銀山温泉にある能登屋旅館は、大正ロマン漂う雰囲気がアニメファンの心をつかむ、言わば“町全体が聖地”のような温泉地の中心にあります。
宿の外観はもちろん、館内のレトロな意匠や和の設えも魅力。
温泉と街歩き、両方を家族で楽しみたい方にぴったりの一軒です。
◆ 重視ポイント
- 「刀鍛冶の里」風の温泉街と木造建築
- 雪景色が抜群に似合うレトロ空間
- 家族で過ごせる和室中心
- 街歩き観光が充実、浴衣散策もOK
- 温泉は源泉かけ流し&貸切風呂あり
能登屋旅館は、銀山温泉のシンボル的存在ともいえる、明治創業の歴史ある宿です。
その佇まいは、鬼滅ファンなら思わず「刀鍛冶の里そっくり!」と叫びたくなるほど。
木造3階建ての建物が川沿いに並ぶ温泉街は、まるで物語の舞台に迷い込んだかのような雰囲気を醸し出しています。
館内は大正ロマンの香り漂う和室中心で、浴衣での街歩きも楽しみのひとつ。
日が暮れるとガス灯が灯り、幻想的な夜の銀山温泉が広がります。
お子さんもワクワクしながら街並み探検ができ、親御さんも温泉と料理でほっと一息。
源泉かけ流しの温泉では、家族で利用できる貸切風呂もあります。
公共交通機関でのアクセスも可能で、駅からは宿の送迎もあり。
都会の喧騒を忘れ、家族で“鬼滅の世界”を全身で感じられる数少ない温泉地、それが銀山温泉・能登屋旅館です。
【福島・母畑温泉】八幡屋
ロビーに一歩足を踏み入れた瞬間、目を奪われる吹き抜けとお琴の生演奏。
ここ「八幡屋」は、福島県の母畑温泉にある格式高い宿で、“無限城”を彷彿とさせる空間がファンの間で話題になっています。
幻想的な雰囲気と細部にまで行き届いた和の美意識は、まさに鬼滅の世界そのもの。
親子で「物語に入り込んだような体験」を求める方にとって、見逃せない一軒です。
◆ 重視ポイント
- 吹き抜けロビー&お琴演奏の演出
- 鬼滅の“無限城”を思わせる空間美
- 多彩な温泉設備と貸切風呂あり
- 料理は旬の会席+選べるプラン
- バリアフリー・ベビープランありで子連れ安心
母畑温泉 八幡屋は、伝統と格式を備えた福島屈指の名旅館です。
その魅力のひとつが、まるで“無限城”のような吹き抜けロビーと、毎日行われるお琴の生演奏。
柔らかい音色が旅人を迎えるこの空間は、アニメの世界観を肌で感じたいファンにとって特別なひとときとなるでしょう。
温泉は大浴場のほか、趣の異なる複数の貸切風呂もあり、家族でのんびり過ごせます。
料理は旬を取り入れた会席料理で、地元の味覚を丁寧に楽しめるのもポイント。
ベビープランやバリアフリー対応の客室も用意されており、小さなお子さん連れのファミリーにも配慮が行き届いています。
アクセスも良く、郊外にありながら福島県内各地からのアクセスがしやすいため、観光とセットで訪れるにも最適です。
大人も子どもも、心の奥に残る旅の記憶をつくる――
八幡屋はそんな宿です。
【長野・白馬村】山とねこと遊ぶ宿 みなみ家
「茶々丸みたい…!」
看板猫の「きぃ」に出迎えられた瞬間、思わずそうつぶやいてしまう。
長野・白馬村にある「山とねこと遊ぶ宿 みなみ家」は、愈史郎と珠世の愛猫“茶々丸”を思わせる猫がいることで、鬼滅ファンの間でひそかな人気を集める温泉宿です。
自然豊かな環境、貸切風呂、そして温かなおもてなし。
癒しと遊びが共存するこの宿は、子どもも大人も心からリラックスできる特別な空間です。
◆ 重視ポイント
- 看板猫「きぃ」とのふれあい体験
- 鬼滅ファンに人気の猫キャラと重なる癒し
- 白馬の自然を満喫できる環境
- 貸切風呂あり/お子様歓迎の宿
- 食事は地元の旬素材を使った創作料理
みなみ家は、白馬村の自然に囲まれた隠れ家的な温泉宿。
宿の象徴である看板猫「きぃ」は、鬼滅のキャラクター・茶々丸を彷彿とさせる愛らしさで、猫好き&アニメファンの心をつかんで離しません。
動物とふれあう喜び、木のぬくもりあふれる館内、そして貸切風呂でのんびり…
そんな癒しの時間がここにはあります。
夕食は地元の旬の食材を使った創作料理。季節ごとの味覚を家族みんなで楽しめ、アレルギー対応など柔軟なサービスも魅力のひとつ。
お子さん向けの設備や絵本、猫とのふれあいスペースもあり、「また来たい」と思わせてくれるあたたかさがあふれています。
アクセスも良好で、白馬駅からの送迎もあり。
観光の拠点としても便利です。
鬼滅ファンならずとも、心がほどける優しい時間を過ごせる「みなみ家」は、家族の記憶に残る宿になるはずです。
【栃木・足利市】地蔵の湯 東葉館
「これ、炭治郎が割った岩みたい…!」
栃木県足利市の名草厳島神社には、“弁慶の割石”と呼ばれる巨大な割れ岩があり、鬼滅の刃ファンの間では“聖地”として静かな人気を集めています。
その聖地巡礼にぴったりの宿が「地蔵の湯 東葉館」。
家庭的であたたかい雰囲気の中、地元食材を使った料理や鉱泉かけ流しの湯で、旅の疲れを癒してくれます。
鬼滅の世界観を感じる探検旅+ほっこり温泉、そんな1泊2日の旅を家族で楽しめる宿です。
◆ 重視ポイント
- 弁慶の割石&名草巨石群まで車で約10分
- 家族向け和室、落ち着いた環境
- ラドン鉱泉の大浴場と貸切対応可能風呂あり
- 赤城牛やゆばを使った地産料理
- 駐車場無料、足利駅から送迎対応(要予約)
地蔵の湯 東葉館は、名草厳島神社の“弁慶の割石”巡りを目的とした鬼滅ファンの旅にぴったりの温泉宿です。
宿から神社までは車で10分程度とアクセスも良好。
周辺には巨石群が点在し、まるで作中の修行場のような不思議な空間が広がっています。
宿自体は全10室ほどの小さな規模で、静かに過ごせるのが魅力。
温泉はラドン鉱泉のかけ流しで、身体に優しいと評判。
家族連れには和室が使いやすく、アットホームな空間が子どもにも安心感を与えてくれます。
夕食は赤城牛の陶板焼きや日光ゆばなど、地元の食材を丁寧に調理した家庭的な料理。
アレルギーなどの相談にも柔軟に対応してくれる点も高評価。
観光と癒しが絶妙に組み合わさった“鬼滅聖地”探訪旅の仕上げとして、ぜひ立ち寄ってほしい宿です。
ファミリー向け旅館を選ぶときのポイント
鬼滅要素だけじゃない、家族で快適に泊まれる工夫
「鬼滅の世界観が味わえる旅館」を選ぶときに、どうしても外観や雰囲気ばかりに目が行きがちですが、家族旅行においては“快適さ”も同じくらい大切です。
子どもが飽きずに過ごせる工夫、親が安心して休める設備が揃っている旅館こそ、家族の満足度が高まります。
たとえば、和室や布団でのびのびと寝られること、温泉が熱すぎず親子で一緒に入れること、アレルギー対応の食事や子ども向けメニューがあることなど、旅館によって配慮の仕方はさまざまです。
今回ご紹介した宿の中にも、貸切風呂を完備していたり、動物とのふれあいを通じて自然と楽しめる工夫がある場所がありました。
鬼滅の“見た目”だけでなく、旅そのものの“心地よさ”も考慮して選ぶことで、「行ってよかったね」「また行こうね」と思える家族旅行になります。
子どもが喜ぶ+親も癒される旅館とは?
子どもと一緒の旅行では、「子どもが楽しめるか」「親もリラックスできるか」の両立が大きなテーマです。
鬼滅にちなんだ観光要素があっても、子どもが退屈してしまったり、親が疲れてしまったりすると満足度は下がってしまいます。
その点、鬼滅の雰囲気を“さりげなく”感じられる宿は理想的。
たとえば、ロビーに入った瞬間に「ここ、無限城みたい!」とワクワクするような演出があるだけで、子どもたちは夢中になります。
また、自然や動物とふれあえる要素があれば、アニメから少し離れた部分でも楽しさが広がります。
親にとっては、貸切風呂や落ち着いた客室、美味しい食事や温かい接客など、癒しの要素が大切です。
今回ご紹介した宿は、そんな“家族全員が満足できる体験”を提供してくれる旅館ばかり。
楽しいだけじゃない、「また来たい」と思わせる要素が詰まっています。
大正ロマンの街並みで鬼滅気分
鬼滅の聖地旅をさらに楽しむ観光プラン
旅館周辺のおすすめスポット
“鬼滅の世界”を感じられる旅館に泊まるなら、その周辺もあわせて楽しみたいところ。
聖地巡礼の旅は、宿泊と観光をセットにすることで、より充実した思い出になります。
たとえば、会津の大川荘に泊まるなら、近くの「鶴ヶ城」や「七日町通り」など、歴史ある街並みを歩けば、鬼滅の時代背景ともリンクし、旅のテーマがより深まります。
銀山温泉では、温泉街そのものが観光地ですが、足を伸ばせば「尾花沢スイカ」などの地元名物も楽しめ、風情ある川沿いの小道を家族でそぞろ歩くだけでも感動的です。
長野・白馬では、自然を活かしたアスレチックやトレッキングができるスポットが豊富。
白馬ジャンプ台や八方尾根自然研究路なども家族で訪れる価値ありです。
足利市なら、名草厳島神社の巨石群や、あしかがフラワーパークで幻想的なイルミネーションを楽しめるのも魅力。
旅館だけでなく、周辺観光まで“鬼滅の世界”とリンクさせることで、よりストーリー性のある旅になります。
鬼滅グッズ・体験イベント情報
旅先でしか手に入らない鬼滅グッズや、ご当地ならではの体験イベントを探すのも、旅の楽しみの一つです。
大川荘や銀山温泉の売店では、ファン向けに「鬼滅っぽい」和柄アイテムやコラボお菓子が並ぶことも。
運が良ければ、地域限定のグッズ販売が行われていることもあります。
また、夏祭りやイルミネーション、地域の伝統芸能イベントなどが行われている時期には、鬼滅を思わせる衣装や演出が登場することも。
たとえば、鶴ヶ城では時代装束体験が可能な日もあり、炭治郎や善逸のような装いをイメージしながら写真撮影を楽しめます。
こうした「旅先でしか味わえない鬼滅体験」は、子どもにとって特別な記憶になるだけでなく、SNS映えの観点でも価値のある時間です。
事前に地域の観光協会や旅館の公式サイトをチェックして、鬼滅ファン向けのイベント情報を探してみるのがおすすめです。
鬼滅ファン必見!猫と癒される温泉宿
まとめ|子どもと一緒に“鬼滅旅”で特別な思い出を
『鬼滅の刃』の世界観を感じられる旅館に泊まることは、単なる観光や宿泊以上の価値を家族にもたらしてくれます。
子どもにとっては「好きな作品の世界に触れるワクワク感」、親にとっては「子どもの笑顔と家族の絆を深める時間」。
そんな“感情が動く体験”が詰まっているのが、今回ご紹介した“鬼滅聖地旅館”です。
大川荘のように建築そのものが作品のシーンを彷彿とさせる場所、銀山温泉のように町並み全体が世界観に染まっている場所、みなみ家のように癒しと動物とのふれあいがある宿――
それぞれに、旅の魅力と鬼滅的な楽しさがあります。
また、旅館の滞在そのものだけでなく、周辺観光や地域の体験を通じて「鬼滅の世界をめぐる物語」として旅を構成できるのもポイントです。
ただの旅行では終わらない、“作品の世界を一緒に旅するような感覚”を味わえるのは、親子旅行だからこそ得られる貴重な時間。
作品の魅力をリアルで感じながら、家族の時間をより豊かに。
次の休日は、鬼滅ファンの子どもたちと一緒に、心ときめく“鬼滅旅”に出かけてみませんか?